女性初のイージス艦長が誕生!大谷三穂”1等海佐”ってどれくらいすごいの?

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海上自衛隊のイージス艦の艦長に初めて女性が選ばれました。「女性が結婚・出産を経ていかに定着できるかが課題だと思います」と語る大谷三穂さんはまだ48歳で一児の母。そんなパワフルママである大谷さんの階級は”1等海佐”です。

このページでは1等海佐がどれくらいすごいことなのか、自衛隊の階級とともに調べてみました。

自衛隊は陸自・海自・空自によって階級名が微妙に違う

自衛隊を構成するのは陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の3つです。それぞれ基本となる呼び方が共通しており、さらにその人の所属を表すような肩書きとなっています。

階級に応じて制服につける階級章が変わります。そのため職務にあたる自衛官を見た時、その制服だけでどれくらいすごい人かというのを判断することもできますよ。

ちなみに「ムスカ大佐(天空の城ラピュタ)」「ケロロ軍曹(ケロロ軍曹)」「リヴァイ兵長(進撃の巨人)」などの大佐・軍曹・兵長といったものは現在自衛隊での階級では使用されていません。

自衛隊で一番偉い人について

自衛隊全てを見た時に一番権力が強いのは最高指揮官の内閣総理大臣です。2019年12月2日現在でいう安倍晋三首相ですね。

自衛隊の中で一番権力が強いのは統合幕僚長(とうごうばくりょうちょう)と呼ばれる人です。

まず陸自・海自・空自の全てにそれぞれの幕僚長と呼ばれる人がいます。陸上幕僚長であれば陸自のトップであり、海上幕僚長は海自の、航空幕僚長であれば空自のトップというように、○○幕僚長と呼ばれています。

統合幕僚長は陸海空を統合した、3つの組織を運用する統合幕僚監部という組織のトップですので、自衛隊の最高位者なんですね。

陸海空の隊にはそれぞれの幕僚長がいますが、兼任することはできません。たとえば陸上幕僚長が統合幕僚長も兼任することはないのです。統合幕僚長は3つの組織で幕僚長の次に権力を持つ「将」のいずれかであると決められています。

現在の統合幕僚長は山崎幸二さん。階級は陸将(陸上自衛隊の将)となっています。

1等海佐はどこのランクなのか

女性初のイージス艦艦長となった大谷三穂”1等海佐”。実はめちゃくちゃ有能かつ強い権力を持つ立場なのです。

自衛隊のトップは3つの組織全てを管理する統合幕僚監理部の長、統合幕僚長(とうごうばくりょうちょう)です。

陸海空それぞれのトップは○○幕僚長と呼ばれる人たちです。大谷さんの所属する海上自衛隊であれば海上幕僚長がトップになります。

その次にいるのが陸将・海将・空将の3人です。統合幕僚長はそれぞれの幕僚長と兼任できないので、この将クラスから選ばれることになっており、現在は陸将の山崎幸二さんです。

さらに将の補佐として「将補(しょうほ)」がいます。こちらもそれぞれの所属が名前につくので陸将補、海将補、空将補となります。

この○○幕僚長、○将、○将補の3クラスが「将官」という自衛隊幹部の中でも特に強い権力を持つ人たちになります。

続いて同じ幹部の中でも「佐官」というクラスが3つに分かれています。1佐・2佐・3佐と分けられたこのクラスは「1等陸佐」「3等海佐」「2等空佐」のようにそれぞれの階級をあらわす数字と所属が含まれています。

数字が若い方が権力を持ちますので、先の例だと1等陸佐が佐官の中で最も強い力を持ちます。

大谷三穂さんは1等海佐。つまり、海上自衛隊の中でも上から4番目に強い立場に立っていることになります。

ちなみに「将」「将補」「佐官」と続いた後は「尉官(1~3尉と准尉)」「曹(曹長~3曹)」「士(士長~2士)」になります。

大谷さんは自衛隊階級の中で上から4番目・下から14番目という女性にしてはかなり強い立場に位置しています。

まとめ

自衛隊のトップは最高指揮官である内閣総理大臣です。陸海空それぞれに幕僚長と呼ばれるトップがおり、その3つの組織を統合して監理する統合幕僚長が自衛隊の中で最も強い権力を持ちます。

大谷さんは1等海佐であり、階級は佐官。幕僚長などの将官に次いで強い権力を持つ立場にあります。

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