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こんにちは!ぽんこ夫人です。
25mプールを泳ぎ切るだけで息が上がってしまう私から見て、ハンデを負いながら力強くプールを泳ぐパラリンピック選手は憧れの人々です。
この記事では私が特に憧れる注目選手とその見どころ、水泳競技の種目についてまとめていきます。
ぜひ最後までチェックしてくださいね!
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【東京2020パラリンピック】水泳(競泳)の注目選手は?
東京2020パラリンピック大会の水泳(競泳)選手の中で私が注目する選手は、
- 木村敬一
- 宇津木美都
- 成田真由美
の3人です。
木村敬一
木村敬一(きむら けいいち)選手は1990年9月11日生まれの30歳で、視覚障害を持つ水泳選手です。
30歳になりました。
いつも応援ありがとうございます。
身の引き締まるプレゼントをいただきました。 pic.twitter.com/aI1jBjdnoB— 木村 敬一 / Keiichi Kimura (@kimurakeiichi) September 11, 2020
2歳で視力を失い、水泳を10歳から始めました。2008年北京パラリンピックから3大会連続出場を果たし、東京2020パラリンピック日本代表にも内定しています。
これまでに銀メダル、銅メダルを1つずつ獲得しているので、今大会こそ金メダルをぜひ取ってほしいですね。
木村敬一選手は2018年から活動拠点をアメリカに移し、自身の武器であるパワーとスタートダッシュを磨いています。
宇津木美都
宇津木美都(うつぎ みやこ)選手は2003年1月29日生まれの18歳です。
美しい都、と書いてみくにと読む。
今週のあすリート はパラ水泳の宇津木美都(うつぎ みくに)選手です。#宇津木美都 #文教高校 #パラ水泳 pic.twitter.com/meb0fssiAn— あすリートチャンネル【公式】 (@ATHlete_ytv) September 18, 2018
宇津木美都選手は2017年、14歳の時にパラリンピック競泳日本選手権50m平泳ぎでアジア新記録を打ち立てました。その後アジアパラリンピック大会の女子100m平泳ぎで金メダルを獲得すると、2018年度日本パラスポーツ新人賞を受賞しました。
宇津木美都選手の見どころは何といっても脚力の強さです。右腕のハンデを感じさせないほど力強い泳ぎは、小学校時代に陸上長距離走で脚力を鍛えたからこそできる技です。
期待の新人選手ですので、ぜひメダル獲得を応援したいですね。
成田真由美
成田真由美(なりた まゆみ)選手は1970年8月27日生まれの50歳です。
2019パラ水泳春季記録会で成田真由美(横浜さくら)が47秒76で世界選手権派遣標準を突破。#パラ水泳 #成田真由美 #パラリンピック #パラ水泳春季記録会 pic.twitter.com/7GxVzT2yEI
— Glitters(つなひろワールド) (@Glitters1215) March 2, 2019
成田真由美選手は1996年アトランタ大会、2000年シドニー大会、2004年アテネ大会、2008年北京大会に連続出場を果たし、合計15個の金メダルを獲得しました。
さらにそのうち13個は世界新記録を更新したため、圧倒的な力を評価して「水の女王」と呼ばれました。北京大会後は引退状態でしたが、2016年リオデジャネイロ大会で復帰&出場、2020年東京大会の出場を目指します。
成田真由美選手はパラ水泳を始める前に1993年の全国身体障害者スポーツ大会で車いす100m走とソフトボール投げで大会新記録を打ち立てて優勝した経験を持ちます。
今年で51歳になる成田真由美選手のパワーがどれだけ鍛えられているか、力強く水をかきわけ泳ぐ姿に注目です。
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【東京2020パラリンピック】水泳(競泳)の見どころは?
パラリンピック水泳(競泳)の一番の見どころは同じクラスでも泳ぎ方が選手によって違うところです。
パラリンピック水泳は障害の内容や程度によってクラス分けされますが、同じクラスでも障害の状態は選手によって微妙に違います。そのため、決まったフォームや上達パターンがなく、選手個人が自分が早く泳ぐ方法を確立させていっています。
その泳ぎ方の違いが見ている人には非常に引き込まれる魅力となるのでぜひチェックしてくださいね。
また、視覚障害のある選手にはプールの壁があることを知らせる必要があります。壁に近づいてきた選手の頭や体に棒でタッチするタッピングを行いますが、単にタッチすればいいというわけではありません。
タイミングによっては息継ぎのパターンが崩れたり、バランスを崩して大きく減速したり強く突きすぎて選手が痛みを覚える可能性があります。
そのため、タッピングは勝負を分けることもある重要な合図です。これがないと選手は壁に激突するため、最適なタイミングでタッピングできるかどうかも見どころの一つとなっています。
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【東京2020パラリンピック】水泳(競泳)の種目紹介
競泳の種目は泳ぎ方と障害の内容や程度で細かくクラス分けされ、パラリンピック最多の145種目あります。泳ぎ方はアルファベット、障害の内容や程度は数字で表します。
まず泳ぎ方は、
- S…自由形、背泳ぎ、バタフライ
- SB…平泳ぎ
- SM…個人メドレー
の3つに分けられています。
次に障害のクラス数字で表します。
障害の分類 | 使われる数字 |
肢体不自由 | 1~10(数字が小さいほど重度) |
視覚障害 | 11~13(数字が小さいほど重度) |
知的障害 | 14 |
聴覚障害 | 15 |
その他 | 21 |
たとえば「50m背泳ぎS1男子」だったら「最も重い肢体障害を持つ男性選手による背泳ぎ50m競泳」となります。
ここからは数字をもとに障害の種類ごとに詳しい種目を紹介します。
肢体不自由の選手の種目
肢体不自由の選手は種目名のアルファベットの次の数字が1~10であり、数字が小さいほど重度の障害を持つ選手が出場します。
障害の程度 (数字が小さいほど重度) |
種目 |
1 | 50m背泳ぎ(男) 100m背泳ぎ(男) |
2 | 200m自由形(男) 50m背泳ぎ(男)、平泳ぎ(男) 100m背泳ぎ(男) |
3 | 50m自由形(男)、背泳ぎ(男)、平泳ぎ(男) 100m自由形(女) 200m自由形(男) 150m個人メドレー(男) |
4 | 50m自由形、背泳ぎ 100m自由形(男)、平泳ぎ(男) 200m自由形(男) 150m個人メドレー |
5 | 50m自由形(男) 100m自由形 200m自由形 50m背泳ぎ、バタフライ 100m平泳ぎ 200m個人メドレー |
6 | 50m自由形(女)、バタフライ 100m自由形(男)、背泳ぎ(男)、平泳ぎ 400m自由形 200m個人メドレー |
7 | 50m自由形(男)、バタフライ 100m自由形(女)、背泳ぎ、平泳ぎ 400m自由形 200m個人メドレー |
8 | 50m自由形(女) 100m自由形(男)、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ 400m自由形 200m個人メドレー |
9 | 50m自由形(男) 100m自由形(女)、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ 400m自由形 200m個人メドレー |
10 | 50m自由形 100m自由形、背泳ぎ、バタフライ 400m自由形 200m個人メドレー |
肢体不自由の選手が出場するクラスは競泳の中でも最も多く、かなり細かくクラス分けされています。
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視覚障害の選手の種目
視覚障害の選手は種目名のアルファベットの次の数字が11~13であり、数字が小さいほど重度の障害を持つ選手が出場します。
種目は、
- 50m 自由形 S11(男子/女子)
- 50m 自由形 S13(男子/女子)
- 100m 自由形 S11(女子)
- 100m 自由形 S12(男子/女子)
- 400m 自由形 S11(男子/女子)
- 400m 自由形 S13(男子/女子)
- 100m 背泳ぎ S11(男子/女子)
- 100m 背泳ぎ S12(男子/女子)
- 100m 背泳ぎ S13(男子/女子)
- 100m 平泳ぎ SB11(男子/女子)
- 100m 平泳ぎ SB12(男子/女子)
- 100m 平泳ぎ SB13 (男子/女子)
- 100m バタフライ S11(男子)
- 100m バタフライ S12(男子)
- 100m バタフライ S13(男子/女子)
- 200m 個人メドレー SM11(男子/女子)
- 200m 個人メドレー SM13(男子/女子)
の32種目あります。
それぞれどの距離もすべての泳ぎ方でレースが行われます。
知的障害の選手の種目
知的障害を持つ選手が出場する種目はアルファベットの後ろが14のものだけです。
- 200m 自由形 S14(男子/女子)
- 100m 背泳ぎ S14(男子/女子)
- 100m 平泳ぎ SB14(男子/女子)
- 100m バタフライ S14(男子/女子)
- 200m 個人メドレー SM14(男子/女子)
- 4x100m S14 リレー(混合)
種目は上の11種類しかありません。もともと出場選手が少ないため肢体不自由のクラスと比べるとその数はとても少ないです。
聴覚障害の選手の種目
聴覚障害を持つ選手が出場する種目はアルファベットの後ろが15のものだけです。
実は東京2020パラリンピック大会では聴覚障害を持つ選手のクラスは実施されません。
出場するほとんどの選手は肢体不自由の障害を持っています。
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まとめ
東京2020パラリンピック大会の水泳(競泳)はパラリンピック最多種目となる145種目が実施されるため、出場選手らはそれぞれの得意分野でメダルを競うことになります。
アメリカでトレーニングを続けパラリンピック水泳のエースである木村敬一選手、過去パラリンピック大会で合計15個の金メダルをゲットした成田真由美選手、中学生で日本新記録を打ち出した宇津木美都選手など、注目選手がいっぱいです。
私としては、子供のころから活躍されている成田真由美選手の雄姿をもう一度見たいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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