パラリンピックの競技人口や競技種目数はいくつある?日本人金メダリストのいる種目を紹介

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こんにちは!ぽんこ夫人です。

いよいよ2020年東京パラリンピック大会が近づいてきましたね。オリンピックの影に隠れがちですが、実は種目数はパラリンピックの方が多いことはご存知でしょうか?

この記事では2020年東京パラリンピック大会の、

  • 競技人口
  • 競技種目数
  • 歴代大会における日本人が獲得した金メダルの枚数
  • 歴代大会における日本人金メダリストのいる種目

について紹介します。

ぜひ最後まで読んでくださいね!

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パラリンピックの競技人口や競技種目数はいくつある?

2020東京パラリンピックの競技数は22競技あり、種目数は539種目あります。競技人口は約3,200人と推定されます。

パラスポーツの競技人口は正式な調査がされていないため詳しい数字は出ませんが、最後に開催された2018年全国障害者スポーツ大会の参加選手は3,277人だったので、2021年現在も近い数字の競技人口があると考えられます。

また、2020年東京オリンピック大会では33競技339種目が行われるので、種目数はパラリンピックの方が多いことになります。

オリンピックよりパラリンピックの方が種目数が多い理由は、選手の障害の内容や程度によって細かくクラス分けされるからですね。

ここからは東京パラリンピックの競技ページを参考に、競技名と種目数などを紹介しますね。

5人制サッカー

5人制サッカーは視覚障害のある選手たちでプレイされるサッカーです。1人は目の見えるゴールキーパー、4人は視覚障害のある選手がボールを動かしゴールを狙います。また、フィールドには入れませんが相手のゴール裏から声で指示を出すガイドという役もいますよ。

種目数は5人制サッカー(男子)のみです。

アーチェリー

パラリンピックのアーチェリーはオリンピックとほぼ同じルールで行われますが、選手の障害の内容や程度に応じて補助用具が使えます。

さらに障害の内容によって細かくクラス分けされるため、水泳や陸上と並ぶ多種目競技となっています。

アーチェリーの種目数は、

  • 個人 W1(男子/女子)
  • 個人 コンパウンドオープン(男子/女子)
  • 個人 リカーブオープン(男子/女子)
  • チーム W1(混合)
  • チーム コンパウンドオープン(混合)
  • チーム リカーブオープン(混合)

9種目です。

W1は四肢に障害があり車いすを使用する選手が参加できる部門です。

リカーブはオリンピックでも使用される一般的な弓で、コンパウンドは上下の先端に滑車がついているパラリンピックならではの弓です。

カヌー(スプリント)

カヌー(スプリント)は2016年リオデジャネイロ大会から正式種目になった競技であり、2020年東京大会ではヴァーという種目が加わります。

種目は、

  • KL1 200m(男子/女子)
    →腕と肩の力だけでカヌーを漕ぐ
  • KL2 200m(男子/女子)
    →胴体と腕でカヌーを漕げる
  • KL3 200m(男子/女子)
    →足で踏ん張りながら胴体や腕でカヌーを漕ぐ
  • VL2 200m(男子/女子)
    →胴体と腕でヴァーを漕ぐ
  • VL3 200m(男子)
    →足で踏ん張りながら胴体や腕でヴァーを漕ぐ

9種目です。

ちなみにヴァーとはポリネシアの言葉で小舟であり、カヤックよりも軽い最小重量13キロの制限がついた船の形です。

ゴールボール

ゴールボールは鈴の入ったボールを転がして相手のゴールに入れて得点を競う競技で、視覚障害をもつ選手が参加します。程度によるランク分けはされず、公平さを保つために全員が目隠しを着用します。

種目数は、男子/女子の2つあります。

 

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シッティングバレーボール

シッティングバレーボールはお尻を床につけたまま行うバレーボールです。1チーム6人で構成されており、オリンピックと同様のルールで行われます。

ただしコートやネットはパラリンピック用に小さいコートや低いネットで行われます。

種目数は男子/女子の2つです。

テコンドー

テコンドーは2020年大会から正式競技になった競技です。基本的なルールはオリンピックと同じですが、障害の程度によって6つにクラス分けされます。

  • 男子 K44 61kg級
  • 男子 K44 75kg級
  • 男子 K44 75kg超級
  • 女子 K44 49kg級
  • 女子 K44 58kg級
  • 女子 K44 58kg超級

K44とは、上肢または下肢の片方に障害のある選手によるキョルギ(組手)を行うことをいいます。

トライアスロン

トライアスロンは1人でスイム、バイク、ランを連続して行う競技です。男女で分かれる他に障害内容で6クラスにわかれてレースします。

  • PTWC(男子/女子)
  • PTS2(女子)
  • PTS4(男子)
  • PTS5(男子/女子)
  • PTVI(男子/女子)

PTWCは座位クラスであり、ハンドサイクルや競技用車いすを使用します。PTSは立位であり義足や補装具を使用しての挑戦となります。また、PTVIは視覚障害のある選手が参加するクラスです。

合計種目数は8種類です。

 

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バドミントン

バドミントンは2020年大会から正式競技となった競技です。身体障害者が対象であり、車いすクラスや義足などによって立ってプレイできるクラスとに分かれます。

  • シングルス WH1(男子/女子)
  • シングルス WH2(男子/女子)
  • シングルス SL3(男子)
  • シングルス SL4(男子/女子)
  • シングルス SU5(男子/女子)
  • シングルス SH6(男子)
  • ダブルス WH(男子/女子)
  • ダブルス SL3-SU5(女子/混合)

種目数は14種類になります。

パワーリフティング

パワーリフティングはあおむけに横たわった状態からどれだけ重いバーベルを持ち上げられるかを競う競技です。下肢に障害があり立ってウェイトリフティングを行えない選手が参加することになります。

 

男女とも体重別に10クラスに分かれることになりますので、合計20種目あります。

ボート

ボートは1人乗り、2人乗り、5人乗り(漕ぐのは4人)のクラスに分かれて2,000メートルをどれだけ早く進み切るかを競う競技です。

主に肢体障害や視覚障害のある選手が参加します。

  • PR1 シングルスカル(男子/女子)
  • PR2 ダブルスカル(混合)
  • PR3 舵手つきフォア(混合)

PR1は腕か肩のみでオールを漕ぐ選手のクラスで、PR2は下肢があまり動かずスライディングシートを使うことができない選手のクラスです。PR3はスライディングシートを使える選手のクラスで、視覚障害のある選手もここに参加します。

合計4種目になります。

ボッチャ

ボッチャは最初に投げたジャックボールに後から投げたり転がしたりするボールをどれだけ近づけられるか競う競技です。

  • 個人 BC1(混合)
  • 個人 BC2(混合)
  • 個人 BC3(混合)
  • 個人 BC4(混合)
  • チーム BC1/BC2(混合)
  • ペア BC3(混合)
  • ペア BC4(混合)

脳原性疾患による四肢麻痺といった、比較的重い障害のある選手が参加する球技で、男女の区別はなく障害の内容で7つのクラスに分けられます。

車いすテニス

車いすテニスは「2バウンドまでOK」という部分以外テニスと同じルールです。

  • シングルス(男子/女子)
  • ダブルス(男子/女子)
  • クアード シングルス(混合)
  • クアード ダブルス(混合)

クアードは三肢まひ以上の重度障害がある選手による男女混合のクラスです。

種目数は6種類となります。

車いすバスケットボール

車いすバスケットボールは専用の車いすに乗りながらプレイするバスケットボールです。実はコートのサイズやゴールの高さなどが同じであり、パラスポーツの中では認知度が高いスポーツです。

障害の程度によって選手は1.0~4.5点まで0.5点刻みで8クラスに分けられ、試合では5選手の合計が14.0点以内になっていないといけません。そのため、監督の戦略やチームワークも魅力的ですよ。

クラスは男子/女子のみです。

 

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陸上競技

陸上競技はパラリンピックの中でも最も参加人数が多い競技です。各選手は障害の種類や内容、運動機能などによってクラス分けされます。

  • 100m 男女合計30種目
  • 200m 男女合計12種目
  • 400m 男女合計21種目
  • 800m 男女合計6種目
  • 1500m 男女合計11種目
  • 5000m 男女合計3種目
  • 4×100mユニバーサルリレー(混合)1種目

合計84種目あります。

馬術

馬術は欧米で人気のあるスポーツです。男女の区別はなく、障害の種類によってグレードがⅠ~Ⅴまでのクラスにわけられます。

個人課目は個人で行う種目で、グレードはⅠ~Vまであります。ここで上位に入った選手のみ自由演技課目のグレードⅠ~Ⅴに出場できることになります。

また、選手3名で構成される団体課目もありますが、こちらは1種目だけでありグレードによるクラス分けはありません。

そのため、個人5種目、団体1種類、個人上位5種類の合計11種目となります。

柔道

パラリンピックの柔道は視覚障害のある選手だけで行われます。この競技は障害の程度によるクラス分けはなく、オリンピック同様男女、体重別でのクラス分けになります。

  • 60kg級(男子)
  • 66kg級(男子)
  • 73kg級(男子)
  • 81kg級(男子)
  • 90kg級(男子)
  • 100kg級(男子)
  • 100kg超級(男子)
  • 48kg級(女子)
  • 52kg級(女子)
  • 57kg級(女子)
  • 63kg級(女子)
  • 70kg級(女子)
  • 70kg超級(女子)
柔道は13種目に分かれます。

射撃

射撃は肢体不自由の選手が参加する競技です。選手の障害の程度だけでなく、「上肢で銃を保持できるか」どうかが基準となり3つのクラスに分けられます。

ライフル(両手で保持)

  • R1 10m エアライフル 立射 SH1(男子)
  • R7 50m ライフル 三姿勢 SH1(男子)
  • R2 10m エアライフル 立射 SH1(女子)
  • R8 50m ライフル 三姿勢 SH1(女子)
  • R3 10m エアライフル 伏射 SH1(混合)
  • R4 10m エアライフル 立射 SH2(混合)
  • R5 10m エアライフル 伏射 SH2(混合)
  • R6 50m ライフル 伏射 SH1(混合)
  • R9 50m ライフル 伏射 SH2(混合)

ピストル(片手で保持)

  • P1 10m エアピストル SH1(男子)
  • P2 10m エアピストル SH1(女子)
  • P3 25m ピストル SH1(混合)
  • P4 50m ピストル SH1(混合)

種目数は13種目となります。

水泳

水泳はパラリンピック大会の第1回から行われている競技です。選手の障害の内容や程度、運動機能によってクラス分けされます。

  • 50m自由形 男女合計14種目
  • 100m自由形 男女合計13種目
  • 200m自由形 男女合計7種目
  • 400m自由形 男女合計14種目
  • 50m背泳ぎ 男女合計8種目
  • 100m背泳ぎ 男女合計21種目
  • 50m平泳ぎ 男女合計3種目
  • 100m平泳ぎ 男女合計20種目
  • 50mバタフライ 男女合計6種目
  • 100mバタフライ 男女12種目
  • 150m個人メドレー 男女合計3種目
  • 200m個人メドレー 男女合計17種目

上記の138種目の他に、4人チームで挑戦するフリーリレーが距離別、男女別、障害別に7種目あります。

合計して、水泳は145種目あります。パラリンピックでは最も種目数の多い競技です。

卓球

卓球はオリンピックの正式競技になるより先にパラリンピックで正式採用された珍しい競技です。

肢体不自由と知的障害の2つに大きく分けた後、それぞれ障害の程度に応じて11クラスにわけます。

  • シングルス 男女合計21種目
  • 団体 男女合計10種目

31種目あります。

自転車競技(トラック)

自転車競技(トラック)は、すり鉢状の傾斜がついた自転車専用競技場ベロドロームで行われます。

選手の障害内容によって使う自転車が変わり、一般的な自転車を使用するCクラスと2人乗りのタンデム自転車を使うBクラスに大きく分けられます。

また、Cクラスは障害の内容、男女別、距離別、内容別によって細かく分けられ、合計13種目になります。

Bクラスは4種目となります。そのため、自転車競技(トラック)では合計17種目が行われます。

自転車競技(ロード)

自転車競技(ロード)は名前の通り屋外の道を走ります。レース、タイムトライアル、チームリレーの3種目あり、選手の障害や内容、使用する自転車によって4つのクラスに分けられます。

  • ロードレース 男女合計14種目
  • タイムトライアル 男女合計19種目
  • チームリレー 男女混合1種目

合計34種目あります。

 

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歴代パラリンピックで日本人金メダリストのいる種目を紹介

歴代パラリンピック大会のうち、日本人が2016年リオデジャネイロ大会までに獲得した金メダルは夏季・冬季合わせて134枚です。

その種目の内訳は、

陸上 58 競泳 27 柔道 12
アルペンスキー 11 アイススレッジ
スピードスケート 9
アーチェリー 5
クロスカントリースキー
バイアスロン 5
卓球 3 車いすテニス 3
自転車 3 ローンボウル 2 ゴールボール/
スノーボード 1

種目数の多い陸上、競泳はメダル数も多いですね。

パラリンピックの特徴として出場選手が少なく非常に強い選手がいると連覇しやすい、種目数の多い競技は強い選手が総なめにすることがあります。

たとえば競泳27枚の金メダルのうち、成田真由美選手は96年のアトランタ大会で2枚、00年のシドニー大会で6枚、04年アテネ大会で7枚の合計15枚を獲得しています。

16年のリオデジャネイロ大会では金メダリストはいなかったので、今大会では金メダル獲得に期待がかかりますね!

 

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まとめ

2020年東京パラリンピック大会では22競技539種目行われます。最も種目数が多いのは水泳の145種目です。

日本人選手が歴代大会で獲得してきた金メダルの枚数は夏季・冬季合わせて134枚です。2020年大会ではより多くの日本人選手が金メダルを獲得してほしいですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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