【約ネバ実写化】原作設定の12歳を16歳に変更することで出る悪影響とは

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週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「約束のネバーランド」が平川雄一郎監督のもと実写映画として2020年冬に公開されることが分かりました。

約束のネバーランドは2016年8月から連載され、累計発行部数は1600万部を超える人気漫画。第63回小学館漫画賞(少年向け部門)、このマンガがすごい!2018(オトコ編1位)など、国内の有名な漫画賞を受賞し、テレビアニメでも放送されました。

今回の実写化に伴い、ストーリー中で大きな意味合いを持つ”12歳”が”16歳”へと変更され、話題を呼んでいます。このページでは変更された設定や、この変更がどんな影響を与えるか調べてみました。

変更されたのは”出荷年齢”

約束のネバーランドは、孤児院「グレイス=フィールドハウス(GFハウス)」で幸せに暮らす子供たちが実は鬼への献上品で、自分たちが鬼に食べられる為に育てられていると知った孤児の主人公エマたちが孤児院からの脱出を目指す話です。

作品で重要になるのが鬼へ献上される=出荷される年齢が12歳であることです。
その理由は、人間の脳は11歳を超えるとそれ以上成長しない、成長してもそのスピードが緩やかになるから。鬼は子供の体だけでなく脳も食糧としており、12歳は脳が成長しきって出荷するのにちょうどいい年齢なんですね。

メインキャラクターとなるのは主人公は3人組です。
主人公のエマは天真爛漫で家族思いの女の子。そんなエマが大好きな男の子が知性あふれるノーマン。彼女たちより一線引いて物事を見ることが出来る、クールな少年のレイ。
3人とも11歳で、GFハウスの中でも成績トップの秀才3人組です。次の出荷が予想される2か月の間に、家族全員での脱出を目指すストーリーです。

作品の一番の醍醐味が失われる?

12歳で出荷することに脳についての合理的な理由があるのに、それを16歳へ変更してしまうとどうしてもこじつけ、後付けくさいものになってしまいます。おそらく身体的成長を論点にするしかないでしょうが、じゃあ脳みそは?という指摘はずっと付きまとうことになるでしょう。

さらに今回ネットで大ブーイングを集めている理由が、ママとの対立構造が崩れてしまうこと。

GFハウスには12歳未満の、150㎝にも満たない子供たちが主人公エマたちを含めて38人います。その管理をするのがママであるイザベラとシスターのクローネ

ママであるイザベラは、31歳170㎝。イザベラの補佐として働くクローネは26歳175㎝。女性といえど、子供たちからしたらかなり大柄な人々です。

16歳といえば高校1年生であり、男の子の平均身長は日本人で169㎝前後。ヨーロッパの国では170㎝を超えています。そうなると、視覚的な情報だけで判断すると子供たちがママに歯向かうのが難しくないよう思えてしまうんですね。実際は孤児であり幼い頃から育ててくれたママに反抗するのが難しいとしてもです。

結果、反抗期・思春期のストーリーに見えてしまうでしょう。

おわりに キャストの原作愛は監督に響くか

出荷年齢の引き上げは絶対的な存在であるママに幼い子供たちが知恵を振り絞って抗う世界観を壊してしまうのは間違いないです。

エマ役の浜辺美波さん、レイ役の城桧吏さん、ノーマン役の板垣李光人さんは今回の出演より前に約束のネバーランドを読んでいるファンで、この作品が大好きだとコメントされています。

平川雄一郎監督は「エンターテインメント映画になるよう尽力している」とコメント。サスペンス・ダークファンタジーとジャンル分けされる約束のネバーランドをエンターテインメント映画にしようとする監督に、浜辺美波さんたちの原作愛は届くのでしょうか。

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