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2019年9月18日から10月31日まで開催される第7回ラグビーワールドカップ。9月20日には日本-ロシア対決が行われ、松島幸太朗選手が見事ハットトリックを決めました。
このページではそもそもハットトリックとは何なのか、サッカーとは違うのか、松島幸太朗選手以外のハットトリック達成者について調べてみました!
ラグビーでのハットトリックとは「トライ3本」
ハットトリックとは、スポーツの試合中に1人の選手が勝利に繋がるプレイを3回以上達成することを言います。
発祥はクリケットで、「1つの回の中で3球で3人の打者をアウトにする」ことを達成した投手(ボウラー)に帽子(ハット)が贈られ、讃えられたことが由来です。現代ではクリケットに限らず、様々なスポーツで使われるようになりました。
サッカーでは1人の選手が1試合中、連続で3点以上ゴールすることをハットトリックと言います。ハットトリックはストライカーにとって実力を証明できる勲章的存在ですが、試合のレベルが上がるにつれ実現が難易度が跳ね上がります。
FIFAワールドカップにおいては1930年~2018年までの88年間に52回しかありません。そのうち1人で2回達成したのは4人しかおらず、3回達成者はいません。
1970年メキシコで行われたワールドカップでは、西ドイツのゲルト・ミュラー選手が1大会中ハットトリック2回達成という偉業を達成し、この記録は2019年現在でも彼だけのものです。
ラグビーとサッカーの違いとして、得点手段がラグビーには複数あることがあげられます。
サッカーのゴールはシュートでもオウンゴールでも1点。対してラグビーはトライで5点、コンバージョンキックで2点、ペナルティーキックあるいはドロップゴールで3点、と様々な方法があり獲得できる点数も時代と共に変更され続けています。
ラグビー競技でのハットトリックとは、1試合中にトライを3本以上決めることを言います。トライとは相手のゴール領域にボールを接地させることで点を得る、得点方法のことをさします。
コンバージョンキックやペナルティーキックではハットトリックは達成できません。
ラグビーのハットトリック達成者
ラグビーワールドカップは1987年に始まり、他の大きなスポーツ大会と同じく4年に1回のペースで開催されています。
2019年に第9回ワールドカップが開催され、9月20日の日本-ロシアにて日本チームの松島幸太朗選手が今大会初のハットトリックを決めました。その活躍もあり、日本-ロシア戦は30-10で勝利しました。
全9大会のうち、ハットトリック達成回数は53回。1大会で平均6回ほど達成されていることになり、サッカーと比べるとその数はケタ違いに多いです。
以下、ハットトリック達成回数の少ない国順に紹介します。
1回…アルゼンチン、サモア、フィジー、日本
日本では松島幸太朗選手のこのハットトリックが記念すべき国内初のハットトリック達成となりました。
3回…アイルランド
1987年~1999年までの記録です。2000年代に入ってからは達成者がいません。
4回…イングランド、スコットランド、南アフリカ共和国
イングランドは2011年大会中で2回ハットトリックを達成しました。それもイングランド-ルーマニア戦で2回達成しています。
5回…ウェールズ
1987年大会で2回達成しています。
8回…オーストラリア、フランス
オーストラリアは2003年大会のナミビア戦で3回ハットトリックを達成しています。全て別選手によるトライです。
フランスは1987年大会で2回達成、さらにクレール選手によるハットトリックが2007年大会、2011年大会と連続して達成されました。
13回…ニュージーランド
ぶっちぎりの最多国はニュージーランドです。1995年大会では日本戦で3回ハットトリックを決めています。他にも2007年大会では2回のハットトリックを達成しました。
ニュージーランドといえば有名なのが「ハカ」、マオリ族の男性が踊る民族舞踊です。ニュージーランド代表オールブラックスが試合前にハカを踊るのは有名ですね。鍛え上げられた肉体で踊るハカは迫力満点です。
今後の日本戦の予定は?
今後のラグビーワールドカップでの日本の試合は以下の通りです。
- 9月28日(土) アイルランド戦
- 10月5日(土) サモア戦
- 10月13日(日) スコットランド戦
10月19日(土)以降の試合は、各プール(リーグ)ごとの成績によって決まります。
今後もハットトリックだけでなく、試合にも勝って優勝目指して頑張ってほしいですね!
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