500万円以上の寄付でもらえるのは紺綬褒章だけじゃない!高額寄付ほど豪華な賞杯がついてくる

褒章・寄付
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毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に発表される褒章受章者。6種ある褒章はそれぞれ色の名前がついており、色によって活躍した分野が分かるようになっています。

褒章は授与要件が厳しく、ただ普通に生活を送るだけでは授与されることはまずありません。そんな中で紺綬褒章は唯一授与要件が明確になっており、受章者数も他の褒章と比べて桁違いに多いです。

それはズバリ、寄付の金額。最低500万円以上必要となりますが、要件を満たせば誰でも選考対象となります。しかし寄付額によってはさらに特別に与えられるものがあることをご存知でしょうか?

このページでは500万円以上寄付した場合に授与される紺綬褒章についてさらに詳しく調べてみました。

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紺綬褒章とは

紺綬褒章は公益のために私財を寄付した人に贈られる褒章です。国が認定した公益団体、もしくはふるさと納税で個人500万円以上団体1000万円以上の寄付があった場合に授与されます。ちなみに500万円以上の金額を出しても返礼品などを受け取ると寄付とみなされないため選考対象となりません。

紺綬褒章についてより詳しく解説している記事はこちら!
最低500万円あったら紺綬褒章が”買える”!?方法は寄付だけじゃない!ふるさと納税も対象に!

紺綬褒章だけでなく、他の褒章についても調べてみたい方にはこちらがオススメです!
紫綬褒章に黄綬褒章…春の褒章に秋の褒章!?褒章っていったいいくつあるの?【画像あり】

しかし500万円寄付した人と3000万円寄付した人では扱いが変わります。紺綬褒章では寄付額によってが併せて授与されることになっています。

紺綬褒章に併せて授与される賞杯とは?

賞杯(しょうはい)は、褒章条例に基づいて一定の功績のあった個人や団体に国から授与される栄典の一つです。

通常、何らかの功績のある人には実績に応じて勲章や褒章などを授与しますが、その中でも特に目覚ましい功績がある人には併せて賞杯を授与することになっています。

賞杯は金杯、銀杯、木杯の3種類がありますが、金杯は1938年(昭和13年)の授与が最後となり、現在まで贈られた人はいません。第二次世界大戦などの時代の流れにより、「当面の間、金杯の賜与を中止し代わりに銀杯を賜与する(褒章条例ニ依ル金杯ノ賜与等二関スル件)」と昭和天皇により裁可されたっきりとなっています。

現在授与される賞杯は銀杯と木杯の2種類です。紺綬褒章では寄付した金額によって木杯が授与されることになっています。

 

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寄付額によって授与されるものが変わる

紺綬褒章を授与されるためには最低でも個人500万円以上の寄付が必要ですが、とあるラインを超えると木杯(もくはい)が授与されます。それがこちら。

出典:内閣府HP

紺綬褒章では寄付額が違えど授与されるのはこの木杯だけ。実は、寄付額によって授与される木杯の大きさが変わるのです。

1500万円以上~2500万円未満

寄付額が1500万円~2500万円未満であった場合、木杯第5号が授与されます。そのサイズは3.6寸~2.7寸の杯の3つ重ねと決まっています。

ちなみに3.6寸は約11cm、2.7寸は約8cm程度の大きさです。

2500万円以上~5000万円未満

2500万円~5000万円未満で授与されるのは木杯第6号。こちらは4.2寸~3寸の杯の3つ重ねとなってます。

サイズは、4.2寸が約13cm、3寸は約9cmほどの大きさです。

5000万円以上

5000万円以上の寄付を行った人には木杯第7号が授与されます。第7号は4.6寸~3.4寸の杯の3つ重ねと定められています。

サイズは、4.6寸が約14cm、3.4寸が約10cmとなっています。

 

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確実に授与されたいなら日本赤十字社がオススメ!

紺綬褒章は国が指定する公益団体かふるさと納税によって寄付することで授与されることとなりますが、その為には寄付を受けた団体や自治体に「この人からこれだけの金額の寄付がありましたので、是非紺綬褒章を授与するようお願いします」と授与申請してもらう必要があります。

日本赤十字社では多額の寄付があった場合は授与申請を行うことを明記した上で広く寄付協力を呼びかけています。紺綬褒章が確実にほしい方は日本赤十字社に寄付すれば間違いなく選考はしてもらえることになりますので、オススメですよ。

ただし申請から実際に授与されるまでの期間が9ヶ月ほどかかること、日本赤十字社の活動資金への寄付はOKでも災害義援金はNGなど制限も多いです。実際に欲しいと思う方は一度日本赤十字社のHPを確認することをオススメします。

詳しくは日本赤十字社のホームページでご確認ください!
日本赤十字社「褒章の種類とご紹介について」

団体は褒章や木杯をもらえない

実は木杯が授与されるのは個人のみです。団体や企業による寄付は1000万円以上が紺綬褒章の授与要件となっていますが、実際に授与されるのは紺綬褒章に係る褒状。つまり表彰状のようなものです。

出典:日本赤十字社「褒章の種類とご紹介について」

2回目以降の紺綬褒章授与は飾版になる

紺綬褒章の授与は1人1回であり、既に授与された人が500万円以上の寄付を行い紺綬褒章受章者に選ばれた時には飾版(しょくはん)が授与されます。

まず授与されるのが銀飾版であり、これが5つになると金飾版と交換されることになります。

銀飾版(左)と金飾版(右)
出典:内閣府HP

ただ、銀飾版を授与されたいと思うと1000万円、金飾版を狙うなら最低でも500万円×5回で2500万円が必要となります。

 

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まとめ

  • 紺綬褒章の対象になるには個人500万円以上、団体1000万円以上の寄付が必要
  • 団体や企業は褒章の授与ではなく褒状(表彰状のようなもの)の授与
  • 寄付額によって1500万円~2500万円2500万円~5000万円5000万円~の3グループに分けられて授与されるものが変わる
  • 授与されるのは同じ木杯だが寄付額が多いほど大きくなる
  • 一度紺綬褒章を授与された人が500万円以上の寄付をしても褒章はもらえず、代わりに銀飾版が授与される
  • 銀飾版は5つで金飾版に引き換えられる

以上となります。もしもお財布に余力のある方は紺綬褒章を、さらにまだまだ体力がある!という方は木杯を狙う・もしくは金銀の飾版を目指してみるのはいかがでしょうか?ちなみに日本赤十字社は「授与要件を満たす寄付があった場合は授与申請を行っている」とホームページで明記してありますので、確実に授与選考してもらいたい場合にオススメですよ!

ちなみに20万円から狙える日本赤十字の有功章についてはこちらでまとめています!
日本赤十字の寄付表彰制度の充実っぷり!確定報酬でガチ課金者へのアピールがすごい…

実際に紺綬褒章を受章した人はこちらで紹介しています!
紺綬褒章を受章した有名人を3人紹介!

紫綬褒章など、別の色の褒章に興味がある方はこちらへどうぞ!
紫綬褒章に黄綬褒章…春の褒章に秋の褒章!?褒章っていったいいくつあるの?【画像あり】

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