紺綬褒章を過去最多受章?古賀常次郎さんの受章回数と総寄付額は

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公益のために多額の私財を寄付した人に贈られる紺綬褒章(こんじゅほうしょう)。

春・秋の褒章で発表される多くの褒章と違い唯一受章基準が明確にわかっているこの紺綬褒章は、受章するまでにとにかくお金がかかります。

このページでは私が調べた中で紺綬褒章の受章回数が最多であろう古賀常次郎さんの受章回数や寄付総額について調べてみました。

古賀常次郎さんとは

古賀常次郎(こが つねじろう)さんとは、1939年5月18日生まれの81歳。佐賀県佐賀市出身で、発明家であり古賀商事(ビル清掃業)の代表取締役でもあるおじいちゃんです。

古賀さんの活躍の中でも有名なのが更生保護活動への尽力と多額の寄付。

特に寄付に関しては、20代の頃から繰り返し行っているため、その総額がとんでもないことになっていました。

古賀常次郎さんの受章実績

古賀さんが寄付を始めたのは20代の頃からです。ただし寄付先や金額をクリアして紺綬褒章を初めて受章したのは1996年(平成8年)のことでした。その後寄付を繰り返し、何度も紺綬褒章を受章したのですが…。

その数なんと、2020年10月時点で97回です。

単純計算すると、個人で受章出来る最低ライン500万円×97回=485,000,000円。約4億8千万円もの寄付を行っていることになります。

しかし、2018年には東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会に1,000万円を寄付したことで紺綬褒章を受章。さらに2019年には佐賀大学に3,000万円の寄付をするなど、その金額はうなぎのぼりになっています。

さらに佐賀新聞の取材で古賀さんは紺綬褒章を97回受章したことだけでなく、寄付総額が8億円オーバーであると明かされました。

古賀さんは29歳の頃、古賀商事を興し、発明によって事業を拡大させた。これまで古賀さんが寄付した私財は8億円以上に上るという。紺綬褒章の受章は今回で97回目。

 

佐賀新聞ニュース(2020/10/9) 古賀常次郎さんに紺綬褒章「従業員のおかげです」 

ちなみに紺綬褒章は基準額以上の寄付を行えば何度でも受章可能です。初めて受章した時にメダルと赤い矢印で示した銀色の飾版が授与され、2回目以降は飾版のみの授与となります。

この銀色の飾版が5つになると金色の飾版と引き換えることが出来ます。金色の飾版になると、表面に桜模様があしらわれたものになりますよ。

ただし最低500万円の寄付×5回で2,500万円は必要になりますが…

古賀さんの受章回数は83回なので、すべて交換していると金色飾版16個と銀色飾版3個を持っていることになります。

流石にメダルにつけると元の紺色が見えなくなるレベルですね…。

実は紺綬褒章以外にも受章していた

古賀常次郎さんは2019年時点で紺綬褒章の受章回数83回(金色飾版16個と銀色飾版3個に相当)、寄付総額8億円以上というとんでもない受章実績を持っています。

しかし、実は古賀さんが受賞したのは紺綬褒章だけではありません。

古賀さんは更生保護活動に尽力しており、1994年(平成6年)の秋の褒章で藍綬褒章(らんじゅほうしょう)を受章。これは産業の振興、社会福祉の増進などで優れた業績を挙げた人へ贈られるものです。

実は、藍綬褒章を最も若く受章されたのが古賀さんなのです。

古賀さんが藍綬褒章を受章したのは55歳のことでした。褒章の受章年齢は原則55歳以上ですので、対象年齢になった途端に授与された形です。

さらに2009年(平成21年)、70歳の時に旭日双光章を受章。褒章よりもワンランク上の勲章の授与となりました。

ちなみに、古賀さんは2014年(平成26年)には「叙勲・褒章などの受章回数62回」でギネス世界記録の認定を受けました。

古賀さんの情報まとめ

古賀さんの情報についてまとめると、次のとおりになります。

  • 古賀常次郎さんは佐賀県出身の81歳男性
  • 紺綬褒章の受章回数は83回
  • 2014年に「叙勲・褒章などの受章回数62回」でギネス世界記録に認定
  • 寄付総額は8億円超え
  • 藍綬褒章の受章者で最年少(55歳で受章)
  • 70歳で旭日双光章を受章

以上となります!

これだけの寄付を繰り返すには、それだけの収入がないとできませんよね。

古賀さんはビル清掃業の古賀商事代表取締役ですが、実は発明家でもあります。日本だけでなくイタリア、フランス、西ドイツ(当時)にて緩まないネジの特許を得るなど、その才能は多岐にわたります。

古賀さんの情報で情報源を確認できたのは2019年10月23日の佐賀県HPのものでした。「未来へ向けた胃がん対策推進事業」に対する寄付が評価され紺綬褒章が授与、その伝達式を行うというものでした。

 

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※アイキャッチ画像は土佐新聞LiVE「古賀常次郎さん、83回目の紺綬褒章 東京五輪・パラ大会に寄付」より一部抜き出し
※その他ページ内で使用した褒章・飾版・勲章の画像は内閣府HPより使用
一部加工

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