徳島県知事のマスクが格好良い…あの青色の正体は伝統ある藍染によるものだった

コロナ・マスク

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。日本でも国だけでなく各都道府県もその終息に向けて日々奔走しており、テレビや新聞、ネットでは毎日のように知事たちが県民へのメッセージを発しています。

そうした報道の中でも目につくのがマスク。医療現場でも不足していることから医療従事者や運送業者などの感染リスクが高い人以外は布マスクを使うよう国や県が呼びかけています。その為安倍首相や各知事たちも布マスクを着用していることが多いのですが…その中でひときわ異彩を放つ知事らがいることをご存知でしょうか?

このページでは徳島県知事が着用する美しい藍色のマスクについて紹介します。

徳島県の飯泉嘉門(いいずみ・かもん)知事のマスク

テレビなどの報道を見ていると存在感があるのはやっぱり東京都の小池百合子知事。ご近所さんが作ったマスクを着用したり、可愛い柄のマスクを着用するため注目が集まっています。

マスク=無地単色のイメージをひっくり返すオリジナリティですよね。現在は紙マスクを医療従事者らに優先的に使ってもらえるよう、感染リスクが彼らよりも低い日常生活を送る人々は布マスクの使用が望まれており、小池知事のマスクを見て可愛いマスクを作りたいと思った人も多いのではないでしょうか。

一方、徳島県知事である飯泉嘉門(いいずみ・かもん)さんが着用しているマスクはこちらになります。

一つは単色無地、もう一つは柄があります。現在確認されている飯泉知事の青色マスクはこの2つだけですが、ぱっと見た印象はどうでしょう?両方とも「クール」「落ち着いている」「格好良い」などではないでしょうか。

存在感はあるけど派手すぎず、オフィスでも使えそうではありませんか?この落ち着いた深い色味こそ、藍染の魅力です。飯泉嘉門知事が着用するこの青色マスクは、藍染された布マスクなんです。

藍染(あいぞめ)とは?

藍染(あいぞめ)とは藍を染料として布などを染めること、藍染マスクとはその名の通り藍染された布マスクのことを言います。

藍の歴史は非常に古く日本に伝わったのはなんと約1300年前、飛鳥時代から奈良時代にかけてのことです。さらに世界的に見ればその歴史は紀元前3000年前までさかのぼり、インダス文明の遺跡から藍染の痕跡が発見されるほど、藍は染料として古く人類最古とも呼ばれています。

日本で言う藍染とは、タデ藍による染め物のことを言います。このタデ藍の栽培、藍染が盛んに行われているのが徳島県。藍染は徳島にとってなじみ深い伝統産業の一つです。

ちなみに延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック公式エンブレムで使用されているのは藍色。江戸時代に最盛期を迎えジャパンブルーと呼ばれた藍色を、現代でも広く普及させようと努力しているのが飯泉嘉門知事です。

その為、有名な阿波踊りで着る法被やクールビズ対策として職務中に藍染のTシャツを選ぶなど、飯泉嘉門知事が藍染の何かを着用することは多々ありました。

日本での藍染の歴史

藍染は世界では紀元前3000年前(日本は縄文時代)頃から登場し、日本に伝わったのは約1300年前の飛鳥時代のこと。伝来当初は上層貴族階級のみが着用を許されるなど、非常に高貴な色として扱われていました。実は法隆寺や正倉院には藍染の布類が多く保存されています。

そんな高貴な色である藍染は、その実用性の高さから戦国時代などには武士らに愛用されるようになりました。抗菌作用があり鎧の下に着こんで切り口が化膿しないように肌着として使われることも多かったようです。

貴族から武士らへ伝わってきた藍色は、江戸時代になると庶民の暮らしの基本色となるほど広く浸透します。国鉄(現在のJR)や郵便局の制服に採用され、大正時代中期まで着用されてきました。

しかし藍染はとにかく大変な作業です。種まきから刈り取りまでは3ヶ月程度であるものの、その後は約100日かけてすくもと呼ばれる染料を作ります。4~5日ごとに水をかけて混ぜムラなく発酵させるのですが、発酵の際にはアンモニア臭で目が痛くなったり、熱気で窒息しかけることもあったのだとか。

すくも作りだけでも大変ですが、ここからさらに手順が多く工程も難しくなります。藍で染めることを藍を建てると言いますが、その難しさから地獄建てと呼ばれることもあります。

その為、安価で早く濃く染まるインドアイ(インディゴ)の輸入や合成染料の登場で国内生産量は激減。日本随一の特産地である徳島県でも、最盛期の1903年(明治36年)には約15,000haあった藍作作付け面積が2012年(平成24年)には14.1haまで大幅に減少しています。

歴史はあるけど古臭くはない!おしゃれな藍染の魅力

約1300年前から日本に伝わり、江戸時代にはジャパンブルーと称された美しい藍色。染色技法が飛躍的に発達した現代では、藍は色味を楽しむだけでなく柄も含めての作品となりました。

SEIWA「12種類の収録技法」より

藍染はのれんやTシャツ、タオルなどの大きなものを染めるイメージがありますが、ハンカチなどの小さなものも染められます。新型コロナウイルスが流行する現在では布マスクにも注目が集まっており、徳島県知事が藍染マスクを着用して会見に応じる様が全国放送されることでじわじわと藍染そのものの認知度が広まりつつありますね。

藍染は洗濯にも強く、繰り返し洗って使うことでより味の出る染め物です。オフィスでも使える格式ある美しい藍色を、身にまとってみるのはいかがでしょうか?

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