【即位の礼】饗宴の儀って何?開催日、儀式の内容、呼ばれる人の基準とは?

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2019年10月22日は新天皇陛下のご即位をお祝いする大切な日です。この日に行われる儀式は「即位礼正殿の儀」、「祝賀御列の儀」、「饗宴(きょうえん)の儀」の3つ。

このページでは、饗宴の儀の開催スケジュールや参列が決定している人、さらに招待されそうな人たちについて詳しく調べてみました。

饗宴の儀は、即位を披露し祝福を受けられる為の宴

饗宴の儀は10月22日(火)、10月25日(水)、10月29日(火)、10月31日(木)の4日に分けて行われる食事会です。

平成度の饗宴の儀は計7回で参列者も約3400人。今回は計4回で参列者は約2600人ですので、規模を縮小した形になります。

饗宴の儀に招待される基準は「即位礼正殿の儀に参列した者」もしくは「即位礼正殿の儀の参列者の範囲に準じて、参列するにふさわしい者」となっています。

  • 行政機関…総理大臣夫妻・副総理夫妻・国務大臣など
  • 司法機関…最高裁判所長官、最高裁判所判事、高等裁判所長官など
  • 地方公共団体…都道府県長や都道府県議会の議長、政令指定都市の市長や議長など
  • 元三権の長…元総理大臣、元衆・参議院議長、元最高裁判所長官各夫妻
  • 外交関係…外国元首、祝賀使節等夫妻、駐日外国大使など
  • 報道関係…テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、外国報道関係などの代表者
  • 各界代表…その世界において代表となる人、または顕著な業績をあげた人

第1日 10月22日(火)19:20~22:50  

19:20に天皇皇后両陛下が皇居内の正殿・竹の間に入られ、国内外の参列者にご挨拶をする予定です。

宮内庁HPより 竹の間

竹の間は約55坪の部屋で、即位礼正殿の儀でも使用された高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)が展示されることになっています。

これは平成度の供覧の様子ですが、特に柵もなく間近で見られるんですね。また、高御座と御帳台が供覧されるのは第1日のみです。

続いて春秋の間において参列者に食前のお飲み物を提供することになっています。同時に、舞楽を供覧し、参列者の目を楽しませる用意もしてあるようです。

宮内庁HPより 春秋の間

ちなみに春秋の間は宮殿内で2番目に広い大広間だそうで、約184坪だそうです。
ここでの御挨拶が終わると、天皇皇后両陛下は豊明殿(ほうめいでん)に入られます。

宮内庁HPより 豊明殿(ほうめいでん)

豊明殿は宮中で最も広い部屋で、その広さは約280坪と段違いに広いです。ここで参列者たちは席に着き、食事が振舞われます。着席形式の食事会ですね。

食事が終わると天皇皇后両陛下は春秋の間に入られます。そこで食後のお飲み物が提供されるようです。さらに松風の間にお入りになると、外国参列者との御挨拶。

最後に天皇皇后両陛下が松風の間から退出されることで饗宴の儀は終了します。終了予定時刻は22:50を予定しており、おおよそ3時間半もの間宴が開かれることになります。

第1日 参列者紹介

第1日目となる10月22日(火)は即位礼正殿の儀が行われる日でもあるため、参列者のほとんどは大統領や首相、王族レベルの人々となっています。

第1日に参列する人数は約410人を予定しており、このうち40人ほどには安倍総理大臣衆議院議長夫妻参議院議長夫妻最高裁判所長官夫妻などが予定されています。残りの約370人については外国の元首クラスや祝賀使節の人々が予定されているそうです。

以下、参列する可能性が高い外国人一覧

  • 国王・王妃
    スウェーデン、オランダ、スペイン、ベルギー、カンボジア、ブータン
  • 大統領
    ブラジル、ウクライナ、ドイツ、トーゴ、ジョージア、トルコ、キプロス、インド、バングラデシュ、コモロ、ネパール、コソボ
  • 王族・副大統領・首相級
    アメリカ副大統領、イギリス王太子、ノルウェー王太子、デンマーク王太子・王太子妃、バチカン枢機卿、ミャンマー国家顧問兼外相、中国国家副主席、韓国首相

イギリスのチャールズ王太子やミャンマーのアウン・サン・スー・チーさんは知っている人も多いのではないでしょうか。これだけのレベルの来賓が多く集まる宴ですので、計4回ある饗宴の儀のうち最も力を注いでいる回と言っても差し支えないでしょう。

第2日 10月25日(金) 12:00~12:40

第2日に参列するのは480名を予定しています。晩餐会である第1日と違い、第2日は昼食会となっており、予定時刻も40分程度しかありません。

12:00になると天皇皇后両陛下は豊明殿にお出ましになります。そこで天皇陛下のおことばをいただき、安倍総理大臣がお祝いの言葉を返します。

国歌演奏の後、乾杯。第1日と同じく着席形式の昼食会となります。

12:40頃に天皇皇后両陛下がご退出され、第2日の日程は終了です。

第2日 参列者紹介

参列予定人数は初日と大きく変わりませんが、外国からのお客様はいません。

予定されているのは以下の人々です。

  • 衆議院議長、副議長各夫妻
  • 参議院議長、副議長各夫妻
  • 常任委員長などの国会議員
  • 内閣総理大臣、副総理各夫妻
  • 国務大臣
  • 内閣官房副長官
  • 副大臣
  • 内閣法制局長官
  • 会計検査院長
  • 人事院総裁
  • 公正取引委員会委員長
  • 原子力規制委員会委員長
  • 検事総長
  • 最高裁判所長官、長官代行各夫妻
  • 最高裁判所判事
  • 東京高等裁判所長官
  • 地方公共団体の代表
  • 元・衆議院議長、元・参議院議長各夫妻
  • 元皇族・御親族夫妻
  • 各界代表
  • 海外日系人の代表

内閣官房副長官と言えば、「令和おじさん」としても有名になった菅義偉(すが・よしひで)さんですね。

元皇族とは、結婚して皇族の身分を離れられた内親王や内親女王のことをいいます。
平成30年10月29日に守谷慧さんと結婚された守谷絢子さん、平成26年10月5日に千家国麿(せんげ・くにまろ)さんと結婚された千家典子さんが該当しますね。

他にもご存命の方は5人いらっしゃるので、全員招待されるのではないでしょうか。

第3日 10月29日(火) 15:00~15:50

第3日に参列する人の数は約930名。今回の饗宴の儀で最も参列者数の多い日となります。
第1日、第2日は豊明殿をメイン会場にする予定ですが、第3日は人数が多い為2部屋に分けられます。

15:00に天皇皇后両陛下が豊明殿にお出ましになられ、天皇陛下からおことばをいただくまでは第2日と同じ。その次のお祝いの言葉を述べるのが別の代表者となります。誰が代表になったのかはまだ判明していません。

国歌演奏が行われ乾杯と共に食事が始まりますが、今回から立食形式に変わります。

豊明殿でのこの一連の流れを終えると天皇皇后両陛下は春秋の間へ移動されます。そこで天皇のおことば、代表者の祝詞、国歌演奏、乾杯、立食と同じ流れを繰り返す予定です。

最後に天皇皇后両陛下が春秋の間を退出されると、第3日の饗宴の儀は終了となります。約50分ほどですので、参列者1人1人としっかり挨拶をされるわけではなさそうですね。

第3日 参列者紹介

豊明殿を利用する参列者は以下の通りです。

  • 国会議員
  • 国会事務局の職員
  • 大臣政務官
  • 行政機関・司法機関職員(認証官の一部・事務次官など)

以上、約520名が予定されています。

春秋の間を利用する参列者は以下の通りです。

  • 都道府県知事、都道府県議会議長
  • 政令指定都市の市長、政令指定都市の議会議長
  • そのほか市長、そのほか市議会議長代表
  • 町村長、町村議会議長代表
  • 各界代表
  • 報道関係

以上、約410名が予定されています。

第4日 10月31日(木) 15:00~15:50

第4日も参列予定者数が約780名ほどですので、会場は豊明殿と春秋の間に分けられます。

まず天皇皇后両陛下は春秋の間にお出ましされ、天皇陛下はおことばを述べられます。それにお祝いの言葉を返すのが外交団長。その後乾杯と立食形式にて食事が始まります。
今回、春秋の間での国歌演奏はありません。

その後、天皇皇后両陛下が春秋の間をご退出され、豊明殿にお出ましになられます。

そこでも天皇陛下のおことばをいただき、代表者が祝詞を読み上げますが、その後で国歌演奏が用意されています。

乾杯の後に立食形式にて食事が始まり、15:50頃になると天皇皇后両陛下は豊明殿をご退出されます。

これにより、10月22日から続く4回の饗宴の儀が全て終了します。

第4日 参列者紹介

春秋の間には駐日外国大使夫妻が約280名参列する予定です。

駐日外国大使の数は約135名ですので、ほとんどの駐日外国大使が参列、もしくは夫婦で参列する予定ですね。

豊明殿には各界代表が約500名参列する予定です。

各界代表は、その業界で代表者のようなポジションにいる人をさすようです。
また、他にも8つの基準があるようですね。

  • 文化勲章その他の勲章受章者、褒章受章者、文化功労者
  • 研究などで顕著な業績を挙げた者
  • 技術、技能、芸術、文化、スポーツ等の各分野で顕著な業績を挙げた者
  • 産業、経済等の各分野で顕著な業績を挙げた者
  • 社会教育、社会福祉あるいは更生関係の各分野で貢献のあった者
  • 青少年を代表するにふさわしい者
  • 国際親善の増進等に貢献のあった者
  • 海外日系人を代表するにふさわしい者

以上のことから、ある程度招待される人物について推測が出来ます。

2019年春に紫綬褒章を受章された歌手の石川さゆりさん、フィギュアスケートで多大な成績を残す羽生結弦さん、ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授などですね。

おわりに

いかがでしょうか?メディアで取りざたされているのは第1日の10月22日ばかりですが、実は10月31日までに計4回あることがご理解いただけたのではないでしょうか。

参列者についてもまだ内定すら発表されておらず、予測の段階です。今後日が近づくにつれ、その詳細が明らかになることを楽しみにしています!

10月22日(火)のタイムスケジュールなどをまとめたページはこちら!
【10月22日】新・天皇陛下の誕生を祝う3つの儀式!当日のタイムスケジュールと合わせて紹介!

饗宴の儀で提供された料理についてはこちらで紹介しています。
”饗宴の儀”メニューの不思議!令和のメニューは平成と同じ!?昭和・平成・令和のメニューをご紹介

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