風邪薬は風邪を治せない!?65%の人が間違えた治療と緩和の違いとは

ニュース

風邪に関するとあるアンケート調査が話題を呼んでいます。

 「市販のかぜ薬が最近やウイルスを倒せると思いますか?」
  すべての薬にあてはまる 30%

  一部の薬にはあてはまる 35%

  このような薬はない   35%

武田コンシューマーヘルスケア(東京)によるインターネット調査(2019年12月)

この質問でおおよそYESと答えたのは65%の人々です。NOと答えた35%の人は風邪の時に風邪薬を飲まない人、もしくは市販薬を信じてない人なのかな?と思いがちですが、実はこの35%の人々が正解です。

市販されている薬も、お医者さんが処方せんを出してくれる薬も、すべて風邪菌を退治する薬ではないのです。実は「風邪」という病気はない上に特効薬もありません。

”風邪薬”は存在しない?

風邪といっても鼻かぜ、のど風邪、発熱、頭痛と症状は様々ですよね。私たちの言う「風邪」の正式名称は風邪症候群といって、これらの症状をまとめて総称します。

風邪の原因は80%ほどはウイルスによるものです。

ウイルスの名前割合
ライノウイルス30~80%
コロナウイルス
新型コロナウイルスは別
15%
インフルエンザ10~15%
アデノウイルス5%

普段「風邪ひいたなぁ」と感じた時の症状である鼻かぜやのど風邪はライノウイルスによるもので、一般的に普通感冒(ふつうかんぼう)と言われます。

それとは別に、症状が似ていてもコロナウイルス(新型コロナウイルスは別枠)やインフルエンザ、アデノウイルスやRSウイルスに感染した場合は、風邪ではなくインフルエンザやプール熱などの別の名前で区別されることになります。

風邪の特効薬を発明したらノーベル賞!?

「風邪の特効薬を作ったらノーベル賞が取れる」といった話は聞いたことがありませんか?

風邪は鼻水、頭痛、のどの痛み、発熱、せき、関節痛など症状が様々あり、正式には風邪症候群と呼ばれます。風邪の原因のほとんどはウイルスですが、実はどんな薬であってもそのウイルスを完全に治療できるわけではありません。

症状が多い分、原因となるウイルスの数は膨大です。すでに何百種類以上もあるのに、毎年のように新しい種類が出てくるため、原因となるウイルスに勝てる抗ウイルス薬を作ることはほとんど不可能だと言われています。

その結果、「風邪の特効薬を作れたらノーベル賞ものだ」と言われるんですね。

風邪薬は何のためにあるの?

風邪は多くあるウイルスが原因で様々な症状が出るので風邪の特効薬は存在しません。発明できたらノーベル賞ものだと言われています。

その上、私たちの体は体内に侵入して悪さをするウイルスを退治して、自然に体を治療しようという働きがあります。そのおかげで、風邪をひいた場合でも薬を飲む前に治るケースがあります。

では市販されている薬や、お医者さんが処方せんを出して買う薬はいったいどういう意味を持つのでしょうか?

実は、パブロンやベンザブロックなど多くの風邪薬は「風邪の諸症状に効く」と効能をうたっています。これは「風邪の原因となるウイルスに効く」のではなく、「風邪として体に出た症状を緩和する」ものです。

高熱が出る人なら解熱作用のある薬を、鼻かぜの人には鼻づまりや鼻水に効く薬を、のどの痛みが辛い人には咽頭の痛みに効く薬を…という風にその症状を緩和するための薬なのです。

そのため、一口に風邪薬といっても多くの会社が様々な薬を販売しています。それだけ、人によって風邪の症状が違うためですね。

結局のところ、風邪薬として購入した、もしくは処方されたものは「出ている症状を抑えて体が自然にウイルスを退治するのをサポートするため」の薬です。風邪をやっつけるのは自分自身であるため、栄養のあるものを食べて安静にすごすのが一番。風邪薬はあくまでその補助であると頭に置いておきましょう。

風邪はかからないのが一番

一口に風邪といっても、その症状は多くあります。私たちが普段連想する風邪の正式名称は風邪症候群であり、この中にはインフルエンザやアデノウイルス(プール熱)も存在します。

その上風邪には多くのウイルスが原因となり、新しいものが毎年のように出てくるため風邪の特効薬を開発することは絶望的とも言われています。

風邪になった時には薬を飲みますが、それは出ている症状を緩和するための薬であり、ウイルスを退治するものではありません。武田コンシューマーヘルスケアさんの調査ではその事実を知っていた人はたった35%だけでした。

結局のところ風邪にかからないのが一番であり、そのためには予防が何よりも大事です。

  • こまめな換気
  • マスクの着用
  • 帰宅後と飲食前の手洗いうがい
  • 手荒れと相談しながらアルコール消毒

風邪をひかないための基礎ですが、新型コロナウイルスの予防にも役立ちますので、しっかり予防していきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました