死者・感染者が増え続ける新型コロナウイルス。SARSやMERSとの違いは?

コロナ・マスク

今や連日連夜のように報道される新型コロナウイルスのニュース。日本でも緊急事態宣言が延長され、不要不急の外出を自粛することが求められています。しかし新型コロナウイルスを恐ろしいウイルスだと知っていても、そもそも新型コロナウイルスとは何がどう新しいものなのかご存知でしょうか?

このページでは新型コロナウイルスと他のコロナウイルスについて調べてみました。

コロナウイルスそのものはありふれた存在

連日新型コロナウイルスの新規感染者や死亡者の報道を受けて、まるでコロナウイルスが不治の病のようにも思えますが、実はそうでもありません。

というのも、コロナウイルスは1960年代に発見され、現在は20以上に細分化されて分類されています。さらにこの内の4種類のコロナウイルスは風邪症候群と呼ばれ、人がかかる風邪のうち10~15%(冬や乾燥しているピーク時は35%も)の原因ともいわれています。

コロナウイルスそのものは世界中に毎年発生しており、コロナウイルスが直接の原因となって死亡することはまれであると言われています。

冬に「インフルエンザじゃなかったけど熱が高くてしんどい、ただの風邪かな?」という場合のほとんどはヒトコロナウイルスよるものです。そのため、コロナウイルスそのものは人の生活に身近な存在なのです。

SARSとMERSもコロナウイルスの一種

人が感染すると風邪を引き起こすコロナウイルスは4種類あり、風邪の10~15%(流行時期は35%)の原因となっています。

しかしこれは軽い症状のもので、重い症状が出て死亡率の高いものの代表がSARSMAESです。実はこの2つも、コロナウイルスの一種なんです。

SARSとは

SARS(重症急性呼吸器症候群)と呼ばれ、2002年11月~2003年7月にかけて中国南部で爆発的に起きた感染症です。症状は高熱、せき、呼吸困難、息切れ、肺炎などがあげられます。

2003年7月5日、世界保健機関(WHO)はSARSの封じ込め成功を発表しましたが、2004年5月までに新たに14名の感染が確認されました。しかしその後から2020年現在まで新規感染者は発見されていません。

しかし世界30か国で8422人感染、死者数916人となりその致死率は約10%であったと言われています。

MERSとは

MERS(中東呼吸器症候群)と呼ばれ、2012年に発見されたコロナウイルスです。サウジアラビアで発生したと言われていますが、初めて確認されたのはイギリスのロンドンでのことでした。感染者が中東へ渡航歴があったことから、中東の名がついたとされます。

感染すると高熱、せき、息切れなどの症状があらわれ、重症の場合は肺炎、下痢、腎不全などを引き起こし2012年9月以降2020年1月現在にいたるまで流行しています。

何より恐ろしいのはその致死率で、SARSの約10%に比べてMERSは致死率約35%という脅威的な数字です。

新型コロナウイルスとは

新型コロナウイルスとは、2019年12月31日に初めて世界保健機関(WHO)に報告されたウイルスのことです。人から人へ感染するうえに特効薬がなく、既存の抗ウイルス剤で回復するのを待つしか出来ない状態となっています。

SARSやMARSがコロナウイルスの一種であるように、新型コロナウイルスもコロナウイルスの一種です。

世界保健機関(WHO)は2020年2月11日に正式名称をCOVID-19と名付けましたが、日本では新型コロナウイルスとの名称で報道を続けています。

死者数÷感染者数を単純に計算するとおおよその致死率が分かりますが、新型コロナウイルスは約7%(2020年5月1日時点)となります。2月にWHOが発表した約3%から2倍以上に膨れ上がっており、その恐ろしさが表れてきました。

致死率で見ると新型コロナウイルスは大したことない?大間違いです!

MERS致死率34.4%、SARS致死率9.4%、新型コロナウイルス致死率7%とみると、「新型コロナウイルスって大したことない?」と思われがちですが、それは違います。

SARSは終息までの感染者数8,098人死者数774人致死率9.4%
MERSは現在までの感染者数2,521人死者数866人致死率34.4%

新型コロナウイルスは2020年5月1日までの感染者数3,090,445人死者数217,769人致死率7%

致死率だけで見れば確かに新型コロナウイルスはSARS、MERSと比べると低いです。しかし実際の感染者数も死者数もケタ違いに多いうえに、現時点でも感染は急速に広がっているのです。つまり、今後も致死率がどんどん増える可能性が高いです。

新型コロナウイルス・SARS・MERSに共通することとは

新型コロナウイルス・SARS・MARSはいずれもコロナウイルスの一種類です。

人が感染する風邪のうち10~15%(流行期は35%)は4つのコロナウイルスが原因とされていますが、新型コロナウイルスなど3つのコロナウイルスは他のコロナウイルスよりも致死率が高く、人から人へ感染するなど、感染経路が似ている点もあります。

何よりも特徴的なことは、新型コロナウイルス・SARS・MARSともに特別な治療方法が存在しません。

今でこそ「新型コロナウイルスにはBCGが有効?」「アビガンが効果的?」と様々な研究検証が続けられていますが、はっきりとした答えや治療方法、治療薬は見つかっていません。

インフルエンザにかかればタミフル、などのようにSARSにはこれ、MARSにはこれといった薬がないのです。SARSは2004年に感染者が確認されたことが最後で現在まで感染者は発生していませんが、それでも治療薬は出来ずに終わりました。

感染が判明して病院に入院したら新型コロナウイルスの治療してもらえるのではなく、感染者の症状で一番重い部分をそれぞれ治療し、本人が回復するまで延命治療するしかないのが現状です。

高熱であれば解熱を、呼吸困難があれば緩和のための薬を、肺炎であればその治療薬をといった風に、それぞれの症状に合わせて治療するのが一般的なようです。そのため、感染前から別の疾患にかかっている人ほど重症化・致死率が上昇すると言われています。

おわりに

新型コロナウイルスはSARSやMERSと同じくコロナウイルスの一種であり、致死率もこの2つよりも低いです。しかし新型コロナウイルスは感染者数1200倍以上死者数250倍以上と脅威的なウイルスです。

そして何より、新型コロナウイルスの治療薬はありません。とにかく感染しないことが大切です。

どの病気も人から人へくしゃみやせきなどの飛沫感染が確認されており、マスクの着用やしっかりとした手洗い・うがいが有効とされています。

現在日本国内でも感染者数が増え、高まる需要とともにマスクの不足が叫ばれています。より防疫効果の高いサージカルマスクなどの紙マスクは医療従事者、運送業者、清掃業者、スーパー・コンビニの店員といった感染リスクが特に高い人に優先すべきです。

それらの職以外の人は布マスクを着用し、人との接触を避けて手洗いうがいを徹底するよう心がけましょう。

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