少年院入所歴や逮捕歴、前科、刺青があっても議員になれる理由は

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埼玉県戸田市の市議選でスーパークレイジー君こと西本誠さんが初当選を果たしました。2020年に東京都知事選挙で「百合子か、俺か」をスローガンに掲げ、特攻服姿でダンスを踊る姿が記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

そんなスーパークレイジー君こと西本誠さんですが、実は逮捕歴があり少年院に5年以上入っていた経歴を持ちます。また、特攻服姿にインパクトを持っていかれますが、実は体には刺青が。そのため、「前科持ちが議員になったぞ!」と一部で批判の声があがっています。

「逮捕歴があっても議員になれるの?」と気になったので、日本の選挙で出馬する条件についてまとめていきます。

日本の被選挙権 立候補する権利を失う条件

日本の選挙では、立候補する権利のことを被選挙権と呼びますが、何に出馬するかによって立候補できる条件は変わってきます。

衆議院議員日本国民で満25歳以上
参議院議員日本国民で満30歳以上
都道府県知事日本国民で満30歳以上
都道府県議会議員日本国民で満25歳以上
+その都道府県議会議員の選挙を持っていること
市区町村長日本国民で満25歳以上
市区町村議会議員日本国民で満25歳以上
+その市区町村議会議員の選挙健を持っていること

上の条件は出馬のために必ず必要な条件です。また、選挙にまつわる法律の中でも特に下記が重要。

公職選挙法第11条1~2項、第252条
政治資金規正法第28条
電磁気六投票法第17条

これらの法律に「当てはまる人は出馬できない」ということになります。

何らかの罪で禁錮刑以上の刑に処され、その執行+5年が終わっていない人

何かの罪を犯し、禁錮刑以上の判決が出た人はその執行が終わってから5年が経過するまで出馬することが出来ません。たとえ立候補しても「被選挙権がない」として受け付けてもらえないのです。

また、「禁錮以上の刑に処されてその執行を受けることがなくなるまでの人(刑の執行猶予期間中の者を除く)」という条件があります。

これは、刑務所で受刑中の人や仮釈放中の人、あるいは脱獄・逃走中の人が当てはまります。

きちんと罪を償わないと被選挙権は回復せず、権利を失った状態となります。

選挙に関する犯罪や政治資金規正法に引っかかってる人

選挙に関する法律として公職選挙法政治資金規正法というものがありますが、これに違反して禁錮刑以上の刑に処された人は、その刑が終わり5年が経過するまで出馬する権利を失います

  • 買収やあっせん、わいろの贈収賄
  • 選挙活動期間以外の活動
  • 対立候補者への暴行、脅迫 など

これらの選挙犯罪を犯した人は選挙権と被選挙権を失い、きちんと罪を償わないと権利が回復しません。

身体上の特徴は何も言及なし

被選挙権で制限されているのは年齢と禁錮刑以上の刑罰によるものであり、身体上の特徴は何も制限がありません。

車いすの人でも腕がない人でも刺青の人でも、等しく一権利者として被選挙権を持っています。

まとめ 逮捕歴や刺青は出馬に関係ない

日本の被選挙権は出馬する役職によって最低年齢が決められており、どんなに若くとも25歳以上からとなっています。また、選挙に関する犯罪などに当てはまる人は出馬できなくなりますが、どれも「刑の執行を終えて5年を超えた場合、被選挙権は回復」するため、前科や逮捕歴があっても立候補自体は可能です。

西本さんも禁錮刑以下だった場合や、禁錮刑以上でも執行され5年以上が経っていれば出馬できます。2020年の東京都知事選挙にしっかり立候補していたので、少なくとも逮捕されたのは2015年より前ということになります。

さらに、被選挙権に関して刺青は完全にノータッチ。入っていたらダメという規定はありません。

そのため、「刺青ありの前科持ちが議員になった!」と怒りを覚える人がいるならば、立候補したスーパークレイジー君ではなく、彼を当選させた埼玉県戸田市の人々に言うべきです。ただ、立候補の時点で自分の犯罪歴について大っぴらにしていたわけではなさそうなので、誠実な人柄を見込んで投票したら実は前科持ちだったと知り、落胆する投票者もいるかもしれません。

何にせよ戸田市議に当選したので、スーパークレイジー君こと西本誠さんにはしっかりと役目をはたしてもらいたいですね。

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