ストロベリームーンは赤くない!?満月が赤く見える理由と時期を紹介します

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ニュースなどで話題になるストロベリームーン。空を見上げて赤い月があると「あれがストロベリームーンか」と思われるかもしれませんが、実はその赤い月はストロベリームーンではない可能性が高いです。

このページではストロベリームーンの意味となぜ月が赤く見えるのかを紹介します。

ストロベリームーンとは

ストロベリームーン=赤い月というのは間違いです。

そもそもストロベリームーンは正式用語ではなく、6月の満月のことをさすだけの呼び名です。

6月の満月という意味ならジューンムーンでもいいのに、どうしてストロベリームーンなんて呼ぶのでしょうか?

その理由はアメリカのとある先住民族の生活にあります。

アメリカ・オジブワ族の満月の呼び名とは

アメリカ先住民族のオジブワ族。彼らは五大湖の西側という森林地帯で暮らしており、木の実などを採集していました。

そんなオジブワ族は、その時に採集できるものや特徴的なものを月の呼び方として使っていました。

たとえばとうもろこしを採取する9月はCorn Moon。ビーバーを捕獲する罠をしかける11月はBeaver Moonといった使い方です。

そして6月はイチゴが実り収穫できる月、ストロベリームーン(Straberry Moon)と呼んでいました。この考えがアメリカ全土に広がり、日本にも普及したのです。

そのため、6月の満月であればどんなものであってもストロベリームーンです。赤い月である必要はありませんし、そもそもストロベリームーンに色は関係ありません。

ではなぜストロベリームーン=赤い月という認識が生まれたのでしょうか?

答えは簡単で、ストロベリームーン=イチゴのように赤い月だと連想する人が多かったからです。

日本では時折、月が赤く見えることがあります。それを名前もぴったりだしストロベリームーンに違いない!と思った人がたくさんいたんですね。

月が赤く見える理由とは

「ストロベリームーンじゃないならあの赤い月はなんだろう…」と思いませんか?

実は、月が赤く見えるのは月の高さが関係しています。

本来、月の色はこちらです。

出典:Wikipedia「月」

しかし実際目にしてみると、白っぽかったり黄色かったり、赤かったり青かったりとさまざまですよね。

その理由は月が反射する光のうち、私たちの目に届かない光があるからです。

たとえば私たちが赤いリンゴを赤いと認識できるのは、リンゴに当たった光が反射して私たちの目に入っているからです。

月を反射した太陽の光が私たちの目に入るまでに、月は必ず大気を通過します。

その通過する大気の距離によって、私たちの目に入る光が変わってしまいます。

空が青く見えるように、青い光は大気中の分子にぶつかってあちこちに散乱しやすいです。そのため、通過する大気の距離が長ければ長いほど青い光は私たちの目に届かなくなってしまいます。

  • 真上の月…目に届くまでに通る大気の距離が短い
    ⇒青色や白色がはっきりわかる・強く見える
  • 地平線の月…目に届くまでに通る大気の距離が長い
    ⇒青色が散乱し、赤色がよく見えるようになる

そのため空高くにあるお月さまは青白い・黄色いように見え、地平線にあるお月さまは赤やオレンジ色が強く見えます。

環境によって変わる月の色の見え方

月の色は私たちの目に届くまでに通る大気の距離によって変わるため、普段は黄色く見えるお月さまも天気や環境によって全く違う見え方になるときがあります。

  • 暗い赤色
    春~夏の湿った、大気の透明度が悪い時
  • 青白い・白い色
    冬や台風が通過した後などの大気中の透明度が良い時

まとめ

今回のページのまとめは次のとおりです。

  • ストロベリームーンは6月の満月という意味
  • ストロベリームーンに色は関係ない
  • ストロベリームーンの語源はアメリカの先住民族
  • 赤い月は地平線に近いとよく見える
  • 青い月は空気がきれい、空高くにある時に見える

以上となります!

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